女性を選ぶということ、女性に選ばれるということ

この世界は様々なカタログで溢れています。車、衣服、家具、電化製品、文房具、ありとあらゆるジャンルにカタログというものが存在し、私たちはその複数の商品の中から一つ、時には複数の品を選ぶ事ができます。「選ぶ」という一方的な行為が普通となったこの時代、その感覚は私たちの生活や考え方にも影響を与え出しているように思えます。それは恋愛対象を選ぶ際の考え方です。容姿の整った女性は年々増えています。モデルのような顔かたち、スタイルを持った一般女性もざらにいます。さほど整っていない女性ですら衣服で着飾る事は簡単になり、メイクは原型をとどめないほどに作り込めます。学校に行っても、職場に行っても、街に繰り出しても、当たり前ですが女性で溢れかえっています。

どの女性も綺麗です。大きな差はありません。そんな中から一人の女性を選べと言われたら男性はどうするでしょう?「容姿」、「ファッションセンス」、「会話力」、「性格」、「Hの相性」など複数の項目にランク付けをしていき、最終的には多く◎の付いた順にランキングするのでしょうか?これは勿論それまでの付き合いや関係性などを少し省いた状態ではあります。まあ、これほど露骨にランキングを行う方は少ないかもしれませんが、そのように頭を回す人間は確実に増えています。一つを選ぶ際、目立ったトピックだけを抜き出して選ぶというやり方は、目前に多くの選択肢が存在する場合には有効ですし、効率的でもあります。現代人は「選ぶ」という作業は上手になりました。

さて、ここまでは「選ぶ」というお話をしてきましたが、ここからは「選ばれる」というお話をしましょう。女性を選ぶのは男性ですが、男性を選ぶのは女性です。あなたが女性を選んでいる時、女性もまたあなたを選別してします。どうですか?先ほどとは気分が変わってはいませんか?誰もが「選ばれる側」になると非常に息苦しさを感じるのです。

自分は選ばれるようなトピックを持っているのかと疑いだしてしまうかもしれません。周囲と比較して残念な気分になるかもしれません。胸を張って「私を選びなさい」と言える男性はどのくらいいるでしょうか。女性もそうなのです。選ばれる事を期待しつつも、選ばれないかもしれないという恐怖をいつも抱えています。だから周囲の女性とのミテクレの差を少しでも減らしていく作業を毎日コツコツと行っているのです。男性は仕事や地位、お金や体力など容姿のマイナスを補える要素を持ち易いですが、女性は要素の大半をミテクレだけで判断されてしまうのですから女性側はたまったものではありません。どうですか?少し女性への見方は変わりましたか?現代人は「選ぶ事」は巧くなりました。しかし恋愛は品物を「選ぶ事」とは違います。

恋愛対象は一方的に「選ぶ」ものではなく、同時に恋愛対象として「選ばれる」側でもある事を忘れてはいけません。そして選ばれる為には誰にも負けないアナタならではのトピックが必要だという事も。もちろん、選ぶ際の視点もミテクレや派手なトピックに踊らされてはいけません。ニセモノも数多く横行している時代ですからね。お気をつけください。

このページの先頭へ